カミングアウトの話
こんにちは。
すっかり秋めいてきてたどころか冬を感じる今日この頃、皆さんいかがおすごしでしょうか。
僕は相変わらず元気です。家の鍵をなくしてげんなりしてますが。
さて、タイトルの話です。
先日、所属している市民吹奏楽団の指揮者3人で親睦を図る意味も含めて飲み会があったんです。
参加者は、常任指揮者Mさん(女性)、指揮者Sさん(女性)、そして俺。
最初は団のことをあれやこれや話してたんですが、話の流れが結婚とかそっちの話になりまして。
で、37歳独身の身としては聞かれるわけです。
ほんとにいい人いないんですか?と。
最初はいないですねーなんてはぐらかしてたんですが、
何度目かの時にふと話してしまおう、と思ったわけです。
「あの、実は自分、マイノリティの方なんですよ。なので、結婚とかはないんですよね」
と。
相手の二人は驚いた様子はありましたが、2人とも教育関係の仕事に従事しているだけあって、割とすんなり受け入れてもらえまして。
うち一人は「全然気が付かなかったけど、今思い返せば納得できる部分もある」と言っていただけまして。
なんだろう、カムアウトしたことについては後悔はしてないし、これからも積極的にカムアウトするつもりはないんですが、
ただ、自分が所属している組織で知ってる人がいる、という事実はちょっとだけ心強かったりもしますね。
今回の相手が二人ともお子さんをお持ちの女性で、かつ、教育関係者、とういうのも幸いしたとも思ってます。
ゲイとして生きてる以上、結婚とか、恋愛の話で困ることの方が多いと思います。
最近の若い子は割と仲間内にはさらっとカムアウトしてる人もいるとも聞きます。
ただ、田舎だとそうもいかないのが実際のところですよね。
今回の俺のパターンはとてもラッキーだったと思います。
俺自身は積極的にカムアウトを進める、ということはありません。
こればかりははっきりと人を選ぶと思っているので。
俺も若かりし頃は誰かにカムアウトする日が来るとは思ってもいませんでした。
ただ、自分自身が大人になって、考え方も変わって、友人・知人に恵まれたからこそ、できたんだと思っています。
2018年、割と個人的ニュースランキング上位に食い込む内容だったので、今回ブログにしたためてみました。
なんてことない、ただの備忘録です。
ただ最後に言いたいのは、カムアウトは慎重に、ってことです。
ある程度受け入れてもらえる保証があったから俺は今回カムアウトしました。
その確信がない状態だと、人間関係が壊れてしまう可能性も否めません。
なので、現在カムアウトをかんがえてる方は是非慎重に。
あまり深刻になり過ぎてもだめですが、浅慮すぎてもだめです。
少しでも心の端っこにとどめていただければと思います。